京セラを世界的企業に育て、
日本航空(JAL)を再建した稲盛和夫塾長
経営哲学の神髄をくみ取ろうと、
多くの経営者が教えを請い、影響を受けた。
稲盛塾長を近くで見ていた京セラ側近や盛和塾塾生が、カリスマの素顔を語る。
稲盛氏は人生や経営の経験から導き出した独自の経営哲学を唱えた。「人間として何が正しいか」を基本に、倫理観や社会的規範を重視し、「動機善なりや、私心なかりしか」「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」など分かりやすい言葉に落とし込んだのが「京セラフィロソフィ」だ。
この経営哲学を土台に、組織を小さな単位に分けて採算管理を徹底させる「アメーバ経営」を生み出した。各リーダーが計画を立て、メンバー全員で知恵を絞り、努力し、目標を達成する。リコーの山下良則社長は「社員に責任を持たせれば働く意欲も増す、という考え方に大いに感銘を受けた」と話す。同社が2021年にカンパニー制を導入したのは、社員が自分たちの責任を持ち、モチベーションを高めてもらう意味があったという
フィロソフィ経営哲学 実践経営の神様グループ2022年11月14日 · BUSINESS.NIKKEI.COM稲盛和夫氏、側近らが見たカリスマの素顔 経営哲学は死なず