経営とは

盛和塾

「経営とはどういうものか、これから見せてやる」

 そんな声が耳に入ったのかどうか、稲盛は塾長例会でこう話した。

 「私は3つの大義のために全身全霊をかけてJALを再建する。1つ目は日本経済への影響。2つ目はJALの従業員を守るため。3つ目は健全な競争を維持し、国民へのサービスを守るため。経営とはどういうものか、これから見せてやるから、よう見ておけ」

 盛和塾で学ぶ経営者は8000人を突破した。普段、「経営はかくあるべし」と説いている稲盛が、8000人が凝視する前で自ら手本を示す。師匠として、失敗したら言い訳が立たないのは、稲盛自身が一番分かっていたはずだ。「そこまでしてくれる経営者が他にいますか。その覚悟だけでも素晴らしいのに、短期間でJALをV字回復させた。もうね、ハハーッてひれ伏すしかない。神様です」。

アインシュタインの名言

★誰かのために生きることにのみ、生きる価値がある。

★成功者ではなく、価値ある人間を目指すべきだ。

#盛和塾

稲盛和夫氏「くだらん質問をするな!」と塾生をしかる

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稲盛和夫氏「くだらん質問をするな!」と塾生をしかる

稲盛和夫氏が主宰した「盛和塾」で経営者たちは何を学んだのか。今回は社内に「稲盛和夫の部屋」まで作った米子市の経営者。稲盛氏の「追っかけ」として長年、師を間近で見てきた目に映ったものは何か。

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